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満潮時の「ウンブキ」 | |
平成21年6月3日(金) | |
畑の中の海 「ウンブキ」 =天城町浅間= | |
以前、当コーナーで紹介した天城町浅間にある「畑の中の海・ウンブキ」が綺麗に整備されている。数年前訪れた時は、雑草が生い茂りゴミ捨て場同然となって、足の踏み場もなかったが、現在ゴミが撤去され中まで入ることが出来る。 浅間集落の畑の中には二つの「海」がある。東側の海をイケィ、西側の海をウンブキと呼んでいる。この二つの海は、徳之島の西側の東シナ海からは、400から500㍍程陸地を離れた畑の中に数メートルの崖に囲まれた大きな穴である。その穴が東シナ海へとつながるので潮の干満がある。 この二つの海は、水中鍾乳洞の出口(入り口)であり、これはかつて地上で出来た鍾乳洞が長い地球の生成過程で、この島の西北部が陥没して、現在は海底の鍾乳洞となり、海水が自由に行き来をして、畑の中の崖下に海が顔をのぞかせているというだけの事ではあろうが、大きな地球の歴史を目の当たりに出来るという点で、この二つの「畑の中の海」は大きな価値がある。 以前は芋を洗ったり、漬物の菜っ葉を洗ったりしていた生活の場で、時にあは熱帯魚の泳ぐ姿も見られたという。 参考文献:浅間集落誌 |
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畑の中の森の中にある「ウンブキ」 | . |