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食害にあったキビを手にする井出さん
平成21年8月5日(水)
クロウサギによるキビ食害 
イノシシやネズミによるサトウキビの食害はよく耳にするが、近年、天城町の松原や当部、徳之島町の母間、花徳などでクロウサギによる被害が頻発している。花徳小学校
裏の井出祐宏さんのキビ畑では、若株がいたるところで食い荒らされている。井出さんはネズミの仕業と思っていたが、畑の中を見回って糞を見つけ、クロウサギの食害と分かったという。
以前、井出さんの畑から500㍍ぐらい東よりの、保村満敏さんの畑で出没していたが、最近見かけないので、そこから移動して来たものと思われる。あまりの被害に井出さんは「捕獲して他の場所に移動させたい」と本音も。 クロウサギは国の天然記念物で捕獲等は出来ない。農家の人にとっては深刻な被害で、収入を断たれてしまうがそれでも行政などからの助成金や補助金はほとんど無いのが実情。
国や県などが予算化して電気柵を設けるとか、キビを買い取ってウサギに自由に食べさせるとか、抜本的な手法をとって共存できる環境作りが必要だと思われる。
                                                
いたる所に食害の後が 畑の中のクロウサギの糞
食害にあった若株 特別天然記念物「アマミノクロウサギ」