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一族が顔をそろえた浜下り=22日午後6時ごろ
平成21年8月24日(月)
井之川集落で 浜下り行事
徳之島町井之川集落で22日夕方、浜下り(ハマオリ)行事が行われた。集落の東側にある浜辺で、初物を供えるカマが設けられ、墓を同じにする一族が一重一瓶を持ち寄って顔をそろえ、先祖の霊を慰めた。
古く浜下り行事は、盆の直後の丙、丁、戊の日柄を選んで3日間行われていたという。近年は、盆後の土曜日に行われてる。 昔ながらにキチ(直径4~5センチの丸太)と竹で作ったハマヤドリ(小屋) も出現。ヤドリの近くには石を三個、コの字型に並べて置き、その上にカシリを置いたカマが作られ、持ち寄った手料理が供えられた。 宴は暗くなるまで続き、波打ち際ではミックヮにきれいな白砂を踏ませたり、潮水で頭や額をぬらすミーバマクマシ(新浜踏ませ)とシューカイ(潮水かかり)をする光景なども見られた。

【写真特集】
護岸には大勢の人出
竹と丸太で出来た昔ながらのヤドリ
ミイバマクマシ=右上
手前にはカマも
                                                
初めての浜下りに参加するミックヮ 選挙の看板も
カマの前の供え物 三個の石で出来たカマとカシリ
手料理に囲まれて ここも料理の山
テトラポットの中での浜下り 港入り口では加川徹さんの浜下り青空写真展も