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県道618号線に設置された「クロウサギ飛び出し注意」の看板
平成21年9月8日(火)
クロウサギの飛び出し 注意喚起の看板設置
生きた化石と言われる「アマミノクロウサギ」の観察のできる場所が、当方が把握しているだけで島内に十数ヶ所ある。県道618号線は車の中から手軽に観察できる唯一の場所である。 先月、伊仙町の美延Mさんから「夕べ、私が生まれて初めて、アマミノクロウサギに対面しました。想定外の対面でとてもショックでした。」と言うメールと写真が届いた(写真左下)。 輪禍と思われるが、近年交通量が増え、クロウサギも車慣れしたのか道路中央に出ている事がある。ここ数年、618号線では二匹のクロウサギが輪禍に遭っている。
3日夜、手々集落の伝統行事「むちたぼり」を見学しての帰り、618号線を通ると暗闇に浮かぶ「飛び出し注意」の看板が目に飛び込んできた。次の日、確認に行くと、三ヶ所に両面から見える看板が設置されていた。徳之島に200匹(環境省推定)しか居ないといわれる貴重種を守るために、天城町教育委員会では安全運転を呼びかけている。

                                                
Mさんから届いた写真 (画像処理) 輪禍に遭ったと思われる通称「より子」
暗闇に浮かぶ飛び出し注意の看板 道路中央のクロウサギ
カメラを向けると近くに寄ってくるので勝手に「より子」と名付けていたが最近見掛けなくなった。