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既に「路肩に雑草が生えない工事」が完了した部分、中央付近に「ウサギ道」を設置予定
平成21年9月26日(土)
クロウサギ各地で受難
クロウサギ出没地の「路肩に雑草が生えない工事」住民の指摘で
一部設計変更
25日の新聞を開いたら「クロウサギ受難相次ぐ」の見出しが目に飛び込んできた。19~23日の連休中に奄美大島と徳之島で合わせて5体の減失報告があったらしい。
県道618号線、轟木~松原線では先月から今月にかけて、二羽のクロウサギが輪禍などで死亡している。その618号線で、現在「路肩に雑草が生えない工事」(路肩をコンクリートで覆う工事)が進められている。工事現場一帯はクロウサギが頻繁に出没する場所で、住民の指摘で関係機関が即対応。
24日午後、NPO法人「クロウサギの里」会員で、野生動物プロカメラマンの山田文彦さんなどのアドバイスを受け、一部設計変更や既に工事が済んでる所にはクロウサギが上り下りできる獣道を設ける事になった。今後コンクリート貼りの路肩にクロウサギがどのような反応を示すか、世界初の実験場とも言えるこの場所を観察していきたい。

クロウサギの上り下りが出来る獣道をどのように設置するか検討する関係者
県の担当者にアドバイスをする山田さん