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難関のプロ棋士になった竹内康祐君
平成21年11月18日(水)
快挙!徳之島二世 竹内康祐君 難関のプロ棋士に
竹内康祐君(15)=宮崎県=が、このほど難関のプロ棋士に合格した。康祐君の母親は徳之島町花徳出身の友江さん(旧姓直島)、祖父母は直島秀一郎、トミさん。
康祐君は、小学5年の3学期から親元を離れ、神奈川県相模湖近くにある大淵盛人九段一門に弟子入り、夏に一人、冬に二人、年に三人しか合格しない難関を見事クリアー。
囲碁はほんの一握りの天才が実力の軽量を競うもので、後天的な努力よりも天才的な才能が優位を築き、後天的な努力は天才的な才能の前では見劣りする。
康祐君は小学2年の時、友達の通っている囲碁教室に一緒に遊びに行ったのがきっかけでこの道に。4年生の時、宮崎県代表として全国大会に出場、テレビ放映を見ていた大淵九段の目に留まりスカウトされた。
入門にあたって「親元にはプロになるまで帰らない。電話も原則禁止」という約束をする。テレビ、パソコン、携帯電話はなく、漫画も禁止。入段するまで男子は坊主頭、女子もおしゃれはだめ。朝5時に起床、囲碁の研鑽、精神面の鍛錬、勉強と午後11時の就寝まで息つく暇もない。
康祐君は「プロになるために内弟子になった、親と離れているのはつらいけど、ここの環境は碁が強くなるのに一番いい」と話す。親に電話をするのは年に一回。先日母の友江さんに「入段できました」という電話が入り、声変わりをした久しぶりの声を聞いて最初は自分の子供だと分からなかったという。友江さんは「今度、5年ぶりに帰る我が子の帰りをとても楽しみにしてる」と再会を心待ちにしている。