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くちばしの先端が黄色いヘラサギ=15日、天城町浅間干潟
平成21年12月16日(水)
珍重 ヘラサギ飛来   =天城町浅間干潟=
日本に飛来することが珍しい「ヘラサギ」数羽が天城町浅間の干潟に飛来、長旅の疲れを癒している。 ヘラサギは、環境省のレッドリストで「情報不足」の項目に分類されているトキ科の渡り鳥で、くちばしが黒色のへら状で、先端部分だけが黄色いのが特徴。中国南部やアフリカなどで越冬し、繁殖地であるロシア沿岸や中国北東部、インドなどに渡る。
同干潟には、数日前から「クロツラヘラサギ」(絶滅危惧ⅠA類)も飛来。 くちばしを左右に振りながら、泥の中のカニなどを捕食する姿が見られる。 ヘラサギとクロツラヘラサギは似ているが、クロツラヘラサギは眼先の黒色部分が広く、くちばしと眼がつながっているように見える。 浅間の干潟は、野鳥の飛来地として知られ、島外からの探鳥者も多い。

カニを食べるクロツラヘラサギ=15日、浅間干潟