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モクマオウの除去作業を行った徳高1年生=伊仙町喜念
平成23年2月18日(金)
徳高生 雨はねのけ体験学習  =外来種のモクマオウ除去作業=
徳之島高校(上松博造校長)の1年生164人が17日、伊仙町喜念浜で外来種のモクマオウの除去作業を行った。12時40分に大型バス3台で学校を出発、午後3時まで行う予定だったが、あいにくの天気で1時間で切り上げ、近くの新田神社巡りなども中止となった。同高では、昨年まで「サトウキビ収穫体験」を行っていたが、今年は、OBらの要請などもあって、モクマオウの撤去作業を実施した。
モクマオウは見た目は松にそっくりで、日本には元来自生しないが、南西諸島などの海岸線に防風林として移入され、繁殖力が強く、「外来移入種」に入れられている。 島内の砂浜は近年繁殖が広がり、生態系にも影響が出ている

 
喜念浜休憩所近くのモクマオウ林 砂浜に進出したモクマオウの幼木=17日、喜念浜
徳高生によって除去されたモクマオウ


 
徳之島の絶滅危惧種盗掘犯逮捕 続報  住民の情報提供が逮捕に!
盗掘植物を調べる捜査員ら、右は身柄を確保された2人組=15日、徳之島町大原
徳之島署は16日午後、井之川岳山中から絶滅危惧植物などを盗掘した二人組みを、県希
少野生動植物の保護に関する条例違反で逮捕した。逮捕されたのは、宮崎市高岡町、無職
谷本康博容疑者(60)と、霧島市隼人町、無職乗添洋一郎容疑者(41)。逮捕容疑は、県知
事が指定希少野生動植物に指定し、採取を禁止している「レンギョウエビネ」8株と「シコウラ
ン」1株を所持していた疑い。他に絶滅危惧種に指定された「トクノシマエビネ」など約900株
を所持していた。容疑者は販売目的で盗採した事を認めていると言う。
鑑定は県希少野生動植物保護推進員の山下弘氏が行った。
今回の事案は、天城町のY氏(54)から徳之島署や森林管理署などに、情報提供があり、同
署は、張り込みなどを行う一方、地元の植物愛好者らも井之川岳や天城岳などのパトロール
を行うなどの協力をした。
レンギョウエビネ(絶滅危惧Ⅱ類) シコウラン(絶滅危惧ⅠB類)

「シコウラン」ネット上で2万6千円で売買
価格 3,700円~26,550円。
下記はネット販売の説明文を原文で転載。 「徳之島産」と明記されている。

「鹿児島県種子島・屋久島以南の南西諸島から台湾及びスリランカ・インドに自生す
る着生蘭です。
乱獲され、自然界ではなかなか目にすることができません。シコウランの名は、鉤爪
に似ていることからつけられました。
限定8鉢限りの貴重品です。天然物ゆえに、虫食いの跡はご容赦ください。
栽培は容易ですが、冬季は加温したほうが無難です。 本品は、奄美群島徳之島産です。
奄美群島では絶滅に瀕している貴重な品種です。
現地では、雪も降りませんので、そのあたりを考慮して冬季栽培してください。
開花期は初夏~秋です」

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