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絶滅危惧種のオキナワチドリ=徳之島東海岸
平成23年3月7日(月)
春を告げる妖精  絶滅危惧種オキナワチドリ開花
珍しい白花も開花
  
九州南部から奄美・沖縄に分布する日本特産の野生ランの一種オキナワチドリが可憐な花を咲かせている。ピンクの花に混じって白い花も数本開花。白花の存在はこれまでにも知られているが、発生は極めて少ない。 海岸近くの草地や岩場に自生し、環境省レッドデーターブックで絶滅危惧Ⅱ類に分類されている。 近年の海岸開発などで生息域が減少している。

発生が極めて少ない白花


アカボシタツナミソウ=天城町与名間山中
固有種『アカボシタツナミソウ
同じ向きにきれいに並んだ小さな花が、春の訪れに歓喜をあげているように見える、奄美大島~沖縄諸島固有種の「アカボシタツナミソウ」も咲き始めている。しそ科の多年草で山地や林縁に生え、草丈は20~50cm。奄美大島が北限と言われ、和名の「アカボシ」は、花の模様が星の形に似ることより、「タツナミソウ」は同じ向きに咲いている花を押し寄せる波に見立てたことにちなむという説がある。
『固有種』とは、その国または地域にしか生息、繁殖しない生物学上の種のこと。
  
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