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砂利を敷き詰めたような「尻無し川」
平成23年3月9日(水)
徳之島三不思議の一「尻無し川」 
川尻で流れが消える不思議な川    
天城町と伊仙町の町境を流れる通称「尻無し川」(上成川=ワーナンギョウー)に3年ぶり足を運んでみた。 前回は7名での探索だったが、雨後で膝まで水量があり気温も25度まで上昇、ハブの危険もあるので途中で断念した。今回は伊仙町からの帰り、ふと思い出して単独での探索。背丈より高いススキを払いのけて川に入り、下流へと進むと水量が徐々に少なくなり、ある地点に達すると完全に水は無くなった。まるで砂利を敷き詰めた道路のような光景が延々と続く。もう少しで河口という所で断崖絶壁になり引き返す事に。尻無し川は、流れが途中で消失し、梅雨意外は地上を流れることのない川である。梅雨期は河口近くの黒瀬の滝から噴出するように水が流れ出る。
流れの途中で、直径約50cmの穴に水が吸い込まれるように流れ込む所があり、暗川の鍾乳洞の滝とつながってるのではと常々思っていたので、枯れ草や木の葉を流し込んで、帰りに暗川に確認に行ったが何一つ流れ込んでいなかった。

【写真特集】
背丈より高いススキを掻き分けて進入 この辺りは水量が結構ある
水量が徐々に少なくなってきた 砂利を敷き詰めた道路のような枯れ川
完全に流れが消失 人類の遺産?
カラスが騒ぎ出すと心細くなり、植物などを観察しながら気を紛らわす
ムサシアブミ
河口近く、前方は断崖絶壁 尻無し川の河口(黒瀬の滝)
  
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