ティダマンデの徳之島      Home
過去の検索
抱卵中のアマミヤマシギ
平成23年4月5日(火)
生態的に不明な点が多い  
アマミヤマシギの抱卵観察   =絶滅危惧種(特産種)=
琉球列島の固有種で奄美大島、徳之島に留鳥として生息するアマミヤマシギは夜行性のためか生態的に不明な点が多い。3月初旬、3ヶ所で抱卵を観察することが出来た。3ヶ所共、巣らしきものはなく、枯れ草の上に3個の卵が産み落とされていた。卵の大きさは約3センチぐらいで、茶褐色に茶色の斑点が入っている。 毎日観察をする予定にしていたが、近くでカラスが鳴いたりするとすごく興奮をするので、ストレスを与えてはいけないと思い観察を中断。3月31日、久しぶりに覗いて見ると無事巣立ちをしたみたいで、卵の殻だけが残っていた。
ヤマシギは主に夕方から夜間に活動し、昼間は林の中の地上で静かにしている事が多い。繁殖期には、雄が自分の縄張りを主張するため鳴きながら飛び回る。
アマミヤマシギの卵
抱卵中のアマミヤマシギ=3月21日 抱卵
無事巣立ったようである(卵の殻)=3月31日 餌のミミズを探す親鳥
 
 
Home