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奄美地方固有種で絶滅危惧種のウケユリ
平成23年7月7日(木)
幻の花
ウケユリひっそりと開花    =徳之島=
数年前、徳之島にウケユリの自生地があると聞き、ぜひ見てみたいと思っていたがやっと実現した。 ウケユリは環境省カテゴリー絶滅危惧ⅠA類(近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種)に指定され、請島、与路島などに自生。 奄美地方固有種。 徳之島では近年発見された。白い大輪の花を付けるカサブランカの交配原種と言われ、純白の花びらと、赤褐色のおしべが目立つ。岩場などに生え、茎の高さが1メートル近くなる。
鹿児島大学大学院理工学研究科地球環境科学専攻の前田芳之、宮本旬子氏らが2007年3月から2008年7月にウケユリの自生地を探索し、現存個体数とその生存環境を確認したところ、奄美大島9箇所、加計呂麻島2箇所、請島6箇所、徳之島1箇所の計18箇所において、374固体の生存を確認している。生育場所は日当がよい露岩のほぼ垂直な壁面。 今回の徳之島探索で約40固体を確認した。

ウケユリ テッポウユリ


世界自然遺産登録に向け
徳之島希少野生植物保護対策等検討会
第1回希少野生植物保護対策検討会が5日、天城町役場会議室で行われた。 学識経験者、地元関係者、関係機関など14人が参加。 希少野生植物の保護の仕組み作りについてや対象とする植物の範囲等について検討した。


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