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 親族が集まって浜下り=20日夕、徳之島町井之川
平成23年8月22日(月)
「浜下り」と夜を徹して「夏目踊り」 =徳之島町井之川集落
徳之島町井之川集落(217世帯、487人)で20日夕から21日にかけて、浜下りと県の無形文化財に指定されている「夏目踊り」があった。 21日夕方、海岸に竹で作った仮ヤドイ(小屋)に一重一瓶を持ち寄って酒を飲み交わしながら和やかなひと時を過ごした。 ヤドイの固定位置には、サンゴ礁を3個、コの字型に並べて置き、その上にカシリを置いてカマをこしらえ、五穀豊穣を願って初物や料理を供えた。
浜下りが一段落すると、午後11時ごろから宝島、伊保、佐渡の三集落ごとに「夏目踊り」が始まった。 情熱的な唄と踊りを披露しながら各家々を訪問。 踊り連を迎える家では、タオルや飲み物などを振る舞った。 踊りは翌21日の午前中まで続いた。

 
夜を徹して繰り広げられた井之川の「夏目踊り=21日、午前4時ごろ
 
 踊りの勲章「タオル」  踊り連に振る舞われる飲み物や料理
 

 
無礼講の水かけ=20日、徳之島町亀徳 
亀徳集落で伝統の水かけ「ネィンケ」   〜井之川でも復活
 通行人や乗用車、交通整理のお巡りさんまで誰彼かまわず水を掛け合う「ネンケ」祭りが21日、徳之島町亀徳集落(615世帯、1504人)の県道沿いであった。 午前11時「ネィンケ、ネィンケ」の合図で、バケツや洗面器を持った住民が軍艦マーチの曲に合わせて一斉に水を浴びせ始めた。もともとは男女が恋の意思表示をするための行事。 午後5時からは、亀徳児童公園で相撲大会や新生児の「ミイバマクマシ」なども行われた。 この日、井之川集落でもネィンケが久しぶりに復活した。

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