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ボランティアによって植え戻されたオナガエビネ=8月25日
平成23年8月28日(月)
人手に掛かった希少植物その後
大量盗掘・植え戻しから半年
今年2月、徳之島で県が採取を禁じている絶滅危惧種のシコウランやレンギョウエビネなど1000株以上を盗掘したとして、男2人が逮捕された。 6月3日の判決で男2人に懲役1年と同10月(いずれも執行猶予3年)の有罪判決が言い渡された。
盗掘された植物は2月26日、悪天候の中、地元のボランティア等によって植え戻しが行われた。 半年経った現在、カシノキラン(絶滅危惧U類)や淡紫色のオナガエビネ(絶滅危惧U類)が可憐な花を咲かせている。 反面、弱ったり枯れたのも5割近くある。人手に掛かった希少植物がいかに活着し難いかということを物語っている。
県では、世界自然遺産登録に向けた国立公園化の取り組みや、「徳之島における希少野生植物の町条例指定」検討会などを行って後を絶たない希少植物の盗掘問題に取り組んでいる。

 
 
盗掘された植物を調べる徳之島署員  盗掘されたリュウキュウヒモラン
 
 ボランティアによる植え戻し作業=2月26日  一本ずつ丁寧に植え戻すボランティア
 
 活着して開花したカシノキラン=8月25日  枯れた植物も約5割

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