8月から南オレゴン大学教育学部の夏期講座で「日米比較文化・学校教育の将来展望」の講義を行っている牧野三佐男教授(徳之島町出身)からアメリカでの生活等のレポートが届いた。
「オレゴンから愛!」
"From Oregon with Love"「オレゴンから愛!」というテレビ映画が10何年か前に古谷一行と木の実ナナ主演で放映され、お陰でオレゴン州が日本に広く知られる様になりました。当時オレゴン大学教育学部博士課程で日本の大学を休暇にして博士号を取るために猛勉強していた事が懐かしく思い出されますが大学で一緒に学んだ同じクラスにいた方達も博士号を取得し現在は大学教授、教育長、校長等あらゆる教育分野で活躍しています。オレゴン州の何処へ行っても誰かいるので心ずよいです。
今回は8月20日から3週間の集中夏期講座でアメリカの小中学校の先生を対象に「日米比較文化論」・「学校教育の将来展望」の講義をしてきました。アメリカでは教員免許を取得し5年間に75単位自分の専門分野の勉強を大学でしなければ免許を剥奪される様になっています。この制度は日本の学校教育にも取り入れるべきだと思います。
こちらに滞在した約一ヶ月間は大学の教授の家にホームステイしアメリカの家庭生活を色々と勉強しました。朝は7時に朝食それぞれ自分の仕事に合わせてすませて出勤して行きます。昼は大学のカフェテリアで済ませ夜は自宅で食べるのが一週間に2〜3回で友達の家に招かれたりします。このときは、必ず自家製のでデザートにケーキやアップルパイをしたり、ワインを持参します。二人以上で訪問する場合は奥さん達がそれぞれ連絡し合って持って行くのが同じ物にならない様に話し合って決めるようです。今回経験した新しい接待の仕方にメインの食事は自宅ですませデザートだけに招待するやり方です。話好きなアメリカの人達はデザートワインを飲みながら何時までも話題がつきないようでした。
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