鹿児島大学環境学研究会が世界自然遺産の候補地となっている徳之島を特集した「鹿児島環境学V」奄美最深部・徳之島〜世界自然遺産へ向けて〜を出版した。
特集「徳之島」では、「徳之島から日本を考える」と題して冒頭対談。徳之島論では地元の新里亮人さんが「考古学から見た徳之島の生活文化」、松岡由紀さんが「徳之島の自然と米軍基地問題」について発表。他に「徳之島の力」、「徳之島の植物」、「徳之島に生きる」、「徳之島と戦争死者」等を取り上げている。
本書は、鹿児島・奄美を拠点とする研究者、国・町などの行政関係者が、徳之島を論じ、さらには近年、にわかに沸き起こった米軍基地移設問題をも町長の意見も交えて考察。世界自然遺産を目指す奄美の最深部・徳之島に挑む。
A5判 278P 定価2100円
発行:南方新社 Tel 099-248-5455 |