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ネズミ籠に侵入して来たハブを噛み殺したネズミ
平成23年9月24日(土)
珍事!
ネズミ 天敵のハブを噛み殺す
東京大学医科学研究所の服部正策准教授のグループは、徳之島町手々集落でハブ対策研究を行っている。 住民の居住区域や農地とハブの生息地との住み分けが出来ないかとの事で、農地との境の山際に侵入防止ネットを張り、ハブトラップを仕掛けて捕獲調査等を行っている。
このほど研究協力員の政 武文さん(59)が見回ったところ、農道脇に仕掛けたトラップに珍事が発生。 通常、おとりのネズミはハブが籠の中に入り込まないように守られているが、ハブが無理やり侵入、完全にネズミかごの中に入っていた。普通ならネズミが毒牙に掛かってしまうのだが、死んでいたのは体長約150センチのオスハブだった。頭部は喰い裂かれ、尾部にも咬まれた跡が残っていた。
政さんは、生きたハブを役場に持っていけば3500円の報奨金が貰えるのだがと、勝者のネズミを恨みながら「次はハブをかじるなよ」と言いつつ、餌と水を補給し再度トラップを仕掛けた。 数年前にもこのような光景を目にしたことがあると言い、人工飼育されたネズミはハブを天敵と思っていないのではとも。

 
 ネズミに噛み殺されたハブ


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