渡りをするチョウとして知られるアサギマダラがこの秋も飛来し始めた。 アサギマダラは秋に日本列島を南下し、春に北上する。 アサギマダラの長距離移動を調べるには、生きたまま捕まえ、翅の水色の部分に「日時、採集地、連絡先」などを油性マジックで記入して放す方法(マーキング)がある。
井之川岳の麓で2009年11月4日、満田秀博さん=母間=がマーキングされたアサギマダラを再捕獲。マーキング内容を調べてみると、2009年8月12日に福島県グランデコスキー場でマーキングして放されていた。なんと移動距離は約1515qで、移動期間は84日間であった。アサギマダラの移動は、季節風に運ばれるため、暑さや寒さを防ぐため、天敵から身を守るため、豊富な食を求めるためなど諸説がある。
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