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突風で跡形もなくなった民家と飛ばされた軽トラック(左土手)=18日、午後8時ごろ
平成23年11月19日(土) 
突風で一棟全壊
100メートル飛ばされ 3人死亡     =徳之島町轟木=
 18日午後7時半ごろ、徳之島町轟木で突風が発生。住宅1棟が全壊した。現場は、家の跡形もなく、冷蔵庫などが散乱、近くの土手には軽トラックが飛ばされて破損。 警察や消防が付近を調べたところ、約130メートル離れた高台のキビ畑で、住人の農業吉田幸太郎さん(64)といっしょに暮らしている姉の多恵子さん(70)、知人の阿部展久さん(70)が意識不明の状態で発見された。 3人は、町内の病院に搬送されたが全員の死亡が確認された。 同集落では、約500メートル離れた民家の庭先などにも柱やトタンなどが飛来、窓ガラスなどが割れる被害が出た。 突風で飛ばされた吉田さんの住宅は、一軒だけ集落から少し離れた「アネンゴ」と呼ばれる川沿いにあった。集落はずれに住む吉田武志さん(53)は 「ものすごい雨が降った後、ごーっと、音がしたので外に出て見ると、色んな物が空から落ちてくるのでびっくりした」と語った。また近くに住む木場吉久さん(78)は 「長年住んでいて、このようなことは初めてで、自然の恐ろしさを知った」と興奮気味に語った。
名瀬測候所では午後7時前、徳之島町に突風などが起きやすくなっているとして「雷注意報」を発表し、落雷や突風に注意するよう呼びかけていた。
 

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