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クロウサギの食害に遭ったキビ畑とキビを食べるウサギ=花徳ガンギノバル
平成24年2月9日(木) 
どうする!!
クロウサギのキビ食害
 イノシシによるサトウキビなど農作物への被害が急増しているが、徳之島町花徳地区では、国の天然記念物アマミノクロウサギによる食害が深刻化している。 被害は、ウッショ、ガンギノ、イグドーと呼ばれる山裾の地域で発生。生産者はネットやトタン板などの防護壁を設置するなどして自衛策を講じているがそれでも被害は後を絶たない。 秋本祥輔さん(59)は、昨年に続き畑の三分の二が被害に遭い、「捕獲していいものなら捕獲して、別の場所に移動させたい」と表情は深刻。 ドラム缶を地中に埋めて落とし穴を作り、捕獲して別の場所に移動させようと実際に試みたFさん(85)もいる。 一方、保村満敏さん(62)は、畑の周りに点滅灯を設置して対処している。 
島内に約200頭しか生息しないクロウサギと共存するためには、個人だけではお手上げ状態で、官民が連携して対策を講じる必要がある。

 
 クロウサギの食害に遭ったサトウキビ畑
ネズミはかじるだけだがウサギは完全に食いちぎってしまうのが特徴
キビ畑の中のウサギの糞  巣穴を掘るクロウサギ
 トタン版の防護壁  見回り
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