ティダマンデの徳之島      Home
過去の検索
祝詞を奉納する住民=26日、徳之島町母間
平成24年2月27日(月) 
大火を消したウナギの神様
ウナンガナシを祀る        =徳之島町母間=
 徳之島町母間の反川集落と大当たり集落の境界を流れる福川という小川の石の下に大ウナギが棲んでいる。 1匹が姿を消すと、またすぐ後継ぎの1匹が棲みつき、近くで夜光貝細工「工房海彩」を営む池村茂さんや集落の人達は大ウナギを「ウナンガナシ」(ウナギの神様)として手厚く保護している。
26日、同地で現役のノロ、山田道子さん(住用出身・沖永良部在住)によって住民約100人が見守る中、祀りが執り行われた。 これまでも山田さんらによって祀られていたが住民も交えての祀りは今回が初めて。
同集落には、次のような伝説も残る。「ある日、集落で大火が発生。火の手は集落中に広がり、大ウナギの棲みか近くまで火の手は追って来た。その時、棲みかから飛び出してきた大ウナギが尾びれを左右に振り、水しぶきをあげたところ、燃えさかっていた炎はたちまち消えた。」

写真特集  
ウナギの棲む大石  近くの氏神様に手を合わせるノロ
近くの海岸で神を招く  身を清める住民
 トウトウガナシ トウトウガナシ お神酒を振る舞うノロ
 住民も交えて祝舞  
 ススキで身を清める住民  
 
  祀りを執り行ったノロの山田さん(中央)
ウナンガナシ   

Home