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天城町当部で発見された「クビワオオコウモリ」と思われる死骸
平成25年1月21日(月)
巨大コウモリ当部で死骸発見  =国内希少野生動植物種
 このほど、天城町当部で体長約20センチの巨大コウモリの死骸が発見された。 「コウモリ識別ハンドブック」の執筆者で、昨年11月、徳之島のコウモリ調査に来島した舩越公威教授(鹿児島国際大学国際文化学部 農学博士)は、クビワオオコウモリ(雌)で、その亜種として、オリイオオコウモリかエラブオオコウモリに該当すると思われ、今回の死骸発見で以下のような事が考えられるという。
1.何らかのアクシデントで、南方(沖縄島~沖永良部島)から飛来してきたもので、徳之島には生息していない。
2.もともと少数が徳之島に生息していて、これまで気付かれなかった。
いずれにしても、死亡した要因の一つとして、昨年の度重なる台風の影響で、食物条件、特に主食となるイチジク属液果の果実が結実せず、食物が欠乏して、餓死してしまった可能性が考えられ、例年にない寒さも関与しているのではという。


【クビワオオコウモリ】 (国指定天然記念物、国内希少野生動植物種)
「形態」:体長19~25センチ。背面を覆う体毛は2センチ以上に達する。脛背面も体毛で被われ、背面の毛衣は暗褐色。毛は2センチメートル以上に達する。脛背面も体毛で被われる。背面の毛衣は暗褐色。頸部に首輪状の淡色斑がある。
「生態」:常緑広葉樹林に生息、夜行性で昼間は単独もしくは数頭から数十頭の群れで木の枝にぶら下がって休む。主に果実を食べるが、イチョウ、シマグワビロウなどの花なども食べる。
 
   
側面 正面
 

 天城町当部
「ヒカンザクラ」八分咲き
  昨日は寒さが最も厳しくなる頃とされる二十四節気の一つ「大寒」だったが、徳之島は高気圧に覆われ、朝から好天気に恵まれた。 日中の最高気温も20度近くまで上昇。ヒカンザクラも八分咲きで見ごろを迎えている。

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