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花徳地区で取り組んでいる土砂流出防止のための芝植生
平成20年10月22日(水)
ストップ・ザ赤土流出 ~芝で赤土流出防止~
「赤い海 魚もぼくも およげない」。(赤土等流出防止対策標語、平成19年度最優秀
作品=天城町立岡小学校 城 湧樹)。
先日、「一雨降ると赤い川と赤い海」という記事を書いたら、各方面から色んな反響が
寄せられた。 花徳地区では対策として畦や法面(のりめん)に芝を植えて赤土流出防
止に一役かっている。
徳之島地域土砂流出防止対策連絡協議会の資料によると、土地改良事業を実施して
ない畑は、一般的に勾配が5%と急で、1㌶当たり年間で約40㎥の表土が流れていて
10年間で400㎥もの土が失われている。 これは、10トンダンプで70台分ぐらいに相
当する。 この失われた表土400㎥を元に戻そうとすると土代、運搬費、整地費で140
万円もかかってしまうだけでなく、表土保全のため新たに山を切り開かねばならず、環
境破壊にもつながりかねない。
花徳地区で取り組んでいる、土羽(斜面)や畦への芝植生は、畑地からの赤土流出を
を抑えるのに大いに貢献している。